映画感想【シビル・ウォー アメリカ最後の日】臨場感満載アメリカ内戦映画「お前はどの種類のアメリカ人だ?」

映画

あらすじ

『シビル・ウォー/アメリカ最後の日』(2024年)は、アレックス・ガーランド監督によるディストピア的なスリラー映画で、内戦が勃発した近未来のアメリカを舞台にしています。物語は、19州が分離独立を表明し、連邦政府と対立する内戦が繰り広げられる中、ジャーナリストたちが大統領への単独インタビューを試みるというストーリーです。

映画は、戦場カメラマンのリーとジャーナリストのジョエル、彼らの若い仲間ジェシーとベテラン記者サミーが、混乱に包まれたアメリカを横断し、ホワイトハウスに向かう危険な旅を描いています。

彼らは、無法状態となった郊外を通り抜け、政府と独立勢力が繰り広げる激しい戦闘に巻き込まれていきます。映画の中では、戦争の恐怖とジャーナリズムの使命感が強く描かれ、記録することの意味が問われます。

感想

『シビル・ウォー/アメリカ最後の日』は、内戦状態のアメリカを舞台にした衝撃的な映画です。何度も爆音に驚かされる激しい銃撃戦が繰り広げられ、無音のシーンとの対比が緊張感をさらに高めています。そのため、ポップコーンを食べている手が止まるほどの迫力がありました。

映画の設定は近未来ですが、圧倒的なリアリティがあり、特にアメリカ大統領選のタイミングで考えさせられる内容です。現代社会が直面する紛争や分断のリスクが現実と重なり、観客に深い印象を与えます。

「お前はどの種類のアメリカ人だ?」と問われるシーンがあります。どう答えるのが正解なのでしょうか?「お前はどの種類の日本人だ?」と問われた場合、みなさんはどう答えるのでしょうか?

まとめとおすすめポイント

『シビル・ウォー/アメリカ最後の日』は、内戦状態の近未来のアメリカを描いた緊迫感あふれるスリラー映画です。激しい銃撃戦や無音のシーンが交互に登場し、観客に大きな緊張感を与える構成となっています。映画の設定はフィクションながら、現代社会の分断や紛争と重なる部分が多く、非常にリアリティのある作品です。アメリカ大統領選を目前に控えたタイミングで観ると、より一層考えさせられる内容です。

  • 緊張感のあるアクションシーン: 爆音が響く激しい銃撃戦と、無音のシーンが巧みに組み合わさり、観客を圧倒します。
  • リアリティある描写: 近未来の設定ながら、現代の社会情勢や政治状況と重なり、現実味を感じさせます。
  • 深いメッセージ性: 現代の世界情勢や分断について考えさせるテーマがあり、特にアメリカ大統領選との関連が印象的です。

映画館の客層は、一人で見に来ているおじさんが多く、内容の深さとシリアスなテーマが、個人的に集中して楽しみたい人々に特に響いている印象を受けました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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